「ファミリー向け」について、前回はその広さや部屋数に重点を置いてご紹介致しました。
今回は、「ファミリー向け」という言葉が添えられる物件の特徴について、細かく見ていきましょう。
新居選びをしていく中ではたくさんある新居候補の中から、いくつかの条件を挙げて、その条件に合わせて候補を絞っていくことになります。
この条件について「ファミリー向け」の場合は、比較的に駅から離れた物件になりやすい傾向があります。
前回お話しした通り、「ファミリー向け」物件は専有面積が広くなりやすいものです。
駅前などの好立地では、やはり地価が高くなりますので、「ファミリー向け」では賃料を抑えるためにも、土地としての価値は比較的に低いところが選ばれやすいのです。
もちろん、駅から近い物件が一切無いというわけではありません。
あくまでも、単身向け等に比べると少ない傾向にあるというだけですから、駅前などの好立地にこだわりがあるという方でも、ご安心ください。
「ファミリー向け」と銘打たれる物件では、駐車場などの設置率が高いことも特徴のひとつです。
単身向けなどの場合には、戸数に対してわずかな分の駐車場しか設置されていないということもありますが、「ファミリー向け」の場合は世帯数に合わせた駐車場が確保されている物件が多いのも特徴です。
ただし、駐車場が2台分必要な場合に2台目の駐車場が物件からかなり離れてしまうケースもあります。
また、「駅に近い」イコール、地価が上がる為、家賃だけでなく駐車場料金も割高になる点もご注意下さい。
こういった観点からも「ファミリー物件」を探す際には家賃だけで検索するのではなく、駐車場の料金や共益費を含めた全体の賃料をしっかり理解し、事前に近隣環境や施設、学区の情報などを調べておく事も重要です。