賃貸で部屋を借りたことがある方なら皆「礼金」という言葉をご存知であると思います。礼金と同じように使われる「敷金」という言葉は「家賃滞納時の補填や住居者の撤去時の修繕費などに使われる預り金」という意味合いであると、ご存知の方はおられると思います。
しかし「礼金」の意味合いをご存知の方はあまりおられないのではないでしょうか。
そこで今回は礼金の歴史をひもときながら説明します。
ここでは「礼金」の由来を2つご紹介します。
1つ目の由来は「謝礼金」です。
関東大震災の時に、家を失った多くの方が大家さんから優先して部屋を貸してもらいました。
その際に感謝の気持ちを込めて大家さんに払った「謝礼」が礼金の始まりであるという説があります。
2つ目の由来は「手間金」です。
これは高度成長期の時代に、集団就職や勉学のために多くの方が地方から都会に引っ越しをしてきました。
親元を離れ都会で1人暮らしを始める息子、娘を心配した親が大家さんに対して「自分の子供が迷惑をかけますが、何かあった時は助けてください」という意味を込めて贈ったものが「礼金」の始まりであるという説です。
このように礼金には2つの由来があるとされていて、その当時の名残が現在まで続いているものだと考えられます。
今までなぜ礼金がかかるのか疑問に思っていた方も多いのではないでしょうか。
昨今では当たり前のように礼金不要の物件も増えてきております。
当社ネイティブ・トラストでは礼金無しの物件もたくさんご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい!