新生活にも慣れてきて、お部屋の内装を改めてアレンジしなおそうという方も多いと思のではないでしょうか。
そこで悩むことの1つにあるのが「壁に穴を開けてもいいの?」ということだと思います。
カレンダーやポスターなどを貼る際に画鋲で壁に穴を開ける必要性が出てきますが、賃貸では壁に穴を開けてはいけない感じがしますよね。
実際はどうなのでしょうか。
まずは「現状回帰」という言葉を知ったうえで見ていきましょう。
・現状回帰とは
賃貸を借りる際に絶対耳にするのが「原状回復」という言葉ですよね。
簡単に「借りたときの状態に戻してください」と言われますが、これは借りたときの状態に100%戻せというわけではありません。
この現状回帰には国土交通省がガイドラインを設けているので、それを見ていきましょう。
・現状回帰のガイドライン
ガイドラインでは現状回帰を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」とされています。
少し難しい言葉なので簡単に言うと、「原状回復は」=「賃借人が借りた当時の状態に戻すことではない」ということで、通常の使用による破損は大家さん側が負担するものとされています。
そのため画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替えが不要なもの)くらいなら大丈夫なようです。